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美 術 鑑 賞  Ⅱ

江戸東京博物館で開催されている、特別展「 尾張徳川家の至宝 」へ行ってきました。

 

尾張徳川家は、徳川家康の九男 義直を初代とする御三家筆頭の名門大名で、
徳川将軍家に次ぐ家格を誇っていました。
大名家の歴史・格式を示す数々の道具、
プライベートの場で使用した道具、国宝や重要文化財も含め230点が出品されています。

三章での構成で展示されていまいました。

第一章 《 尚 武 》
太刀や鉄砲などの武具、初代当主義直着用の鎧兜や刀剣類が展示されていました。
妖刀「 村正 」も展示されていました。

第二章 《 清 雅 》
茶の湯・能・香は、大名としての教養だったようです。
織部筒茶碗「 銘 冬枯 」茶器など・・・
能も大名として教養で、面や装束は見事でした。

第三章 《 教 養 》
琴棋書画
書では、名筆集など、絵では、徳川家康が描いたと伝えられている「夷図(えびすず)」などが展示されておりました。

特別公開として、国宝「 初音の調度 」
三代将軍家光の娘 千代姫が、尾張徳川家2代光友に嫁ぐ際に持参した花嫁道具。
源氏物語の「 初音 」の帖 「年月を  松にひかれて  ふる人に 今日鶯の  初音きかせよ」
の歌意を全体の意匠とし、歌の文字を絵柄に埋めています。
日本の蒔絵史上最高傑作といわれています。
他に、国宝 源氏物語絵巻 「柏木( 三) 」、「 東屋 (二) 」など・・・

どれも素晴らしく、日本文化の最高傑作ばかりでした。
改めて、日本文化の素晴らしさを再確認した展覧会でした


Y・S

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