何年前でしょうか、友人から「今度味噌作りをするから来ない?」と誘われて、軽い気持ちでワークショップに参加したのがきっかけで、以来、毎年味噌を仕込んでいます。
作り方は簡単。
大豆を柔らかくなるまでたっぷりのお湯で煮て、それを丁寧に潰して、麹と塩を加えてしっかり混ぜるだけ。
後は時間が仕上げてくれます。
さて、手前味噌とはよく言ったもので、こんなシンプルなものですが、
不思議なことに、同じ日に一緒に作業して同じものを持ち帰っても、一年後、それぞれの家の味噌の味は違うものになります。
当然、一緒に参加した友達とは、出来たら食べ比べしようね、と一年後のWS同窓会(?)の約束をします。
その日を楽しみにしていると、キッチンの片隅の味噌桶に、もやしもん的愛着を感じます。
気になる、開けたい、どうなってるかな、カビだらけになってないかしら、ちょっとくらい味見しても、ダメ!来年まで待たなきゃ!
と、時々静かな戦いが...(笑)
そうして、一年経って味噌桶を開けると、ふわりと味噌のいい香りが立ち上ってきます。
もうこれだけでご飯が食べられそうです。
表面の白カビを丁寧に取って、保存容器に移して、溜まりは別の容器に取って、早速キュウリかなんかディップしてパク!
ん~、美味~!!
...ああ、今年はもう食べ切っちゃったんだよな~...。
早くWSしてもらわなきゃ!
むの字