聞こえるのは、打ち寄せる波の音と忘れたころに通りかかる車のエンジン音。
見えるのは、緩やかな弧を描く水平線としばらく忘れていた満天の星
ここは房総最南端にほど近い、房総白浜。
昨年末、一息入れたくなって。
ふらりと房総半島の南端に行ってきました。
仕事納めの翌日にレンタカーを借りて、
ノートとお気に入りの本を助手席に放り込んで。
落ちる夕日で真っ赤に染まった大島。
寒さの中、屋上で寝転んで見た吸い込まれそうな星空。
「流星が海に落ちるのがとてもきれいなんですよ」
と笑顔がさわやかな宿のオーナー。
決して豪華でない宿泊場所。
屋上西側のフェンスは壊れていて、近寄るべからず。
野菜大盛りのカフェメニュー。
しゅんしゅんと音を立てるストーブの上のやかん。
「ゆっくりと時間を過ごす方が多いですね」
スパイシーチャイを頂きながら、ページをめくる。
たまには、こういう時間も...いいな
(R)