11月1日から上野の科学博物館で始まった、特別展「世界遺産 ラスコー展
クロマニョン人が残した洞窟壁画」へ行ってきました。
ラスコー洞窟は、1940年にフランス中西部ヴェゼール渓谷にあります。
きっかけは、少年の飼い犬が穴に落ちてしまったことにより偶然発見されました。
発見後すぐに調査隊が入り、600頭を超える大規模な壁画群が良好な保存状態、
ハイレベルな美しい動物壁画で世界的に注目を浴びる有名な遺跡になりました。
世界中から観光客や研究者が訪れ、一目見ようと人が押し寄せたと言います。
見学者が殺到することで、洞窟内の環境が大きく変わってしまい壁画は一気に劣化が進んでしまいます。
事態を重く見たフランス政府は閉鎖を決定しました。
閉鎖したことで、洞窟内はほぼ2万年前の姿を保ち続けています。
そして、1979年世界遺産に登録されました。
展示会は、最先端のコンピューターやデジタルプリント技術を駆使して実物そのものの
迫力で展示されています。
美しい色彩や繊細な線刻も精密に復元されています。
あまり期待をしていなかったのですが、行ってみて実物大に表現されており、
2万年前の人類が残したものに大感激をしました。
Y.S