紙のススメ

紙のススメ


日々、紙をえらび紙をくらべながら売りあるいている紙営業マン3人。
どんな紙に惹かれ、どんな紙を "おもしろい"と思うのでしょうか?
ちょっと個人的な偏愛もありますが・・・
新企画 DEEP PULP(ディープ・パルプ)「紙のススメ」の始まりです。


紙談議の前の一言。

平野:48歳。「仕事も額も幅広く!!」

石毛 : 48歳。「食べる前に呑む!食べた後に呑む!呑むように食べる!」

永木:35歳。「紙のススメ」より「髪の長いムスメ」がいませんか?

伊東:37歳。「これ・・・誰が読むのかな?」

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伊東:では、始まりましたDEEP PULP 「紙のススメ」です。キラ星のごとく輝く御三方に集まっていただきました。

平野:永木は、戸田のハイウェイスターだな。毎朝(笑)

永木:燃え尽きてますよ。

石毛 : バーンですか?

伊東:ま、紙のススメという事で今回は「クリーム書籍(非塗工)編です。大いに語らってください!はい!ハジメ!

平野:だってさ!じゃ俺から。俺は結構何でも売るけど。三菱イエローからOHラフを中心に売ってたかなぁ。嵩高が出てきて売り方も変わったよなぁ。

永木 : 僕はOKライトクリームが大好き!平滑性抜群だし。富岡品で出たときは本当に品質に驚いた!

石毛 : 確かに。

永木:出版社さんが「この本と同じ紙が良いんだけど・・」って調べると、OKライトクリームの場合が多いですね。

伊東:それは感じる。在庫不安除けば自信持って薦めれる紙だね。64gは少し心配だけど・・。

永木:そうですね。秋から冬はキビシいです。紙粉は印刷現場から言われますね。

石毛 :濃いクリーム書籍はなかなか選ばれないよなぁ。

平野 :濃いのとか、緑っぽい感じは避けられるなぁ。

石毛 :メヌエットもライトCが売れるよねぇ。

永木:そうですね。ここも、64gでトラブルありますね、たまに。

伊東:あるね。

平野 : 俺はね、やっぱりクリキンてすごいなぁって思うよ。何かね他と違うんだよ。表面がさぁ。

石毛 : それ、言われる。出来上がると感じるね。

平野 : あと、これ言いたい。北越製紙さんは出版に対する姿勢というか理解があるんだよね。

伊東: そうですね。

石毛 : 出版に対する文化がメーカーとしてあるね。

永木 : 現場もまわってますもん。

伊東: クリーム書籍用紙ですが、商品が乱立してますが、その辺はどうですか?

平野: 多すぎ!!見直さないのかね?

永木: 王子さんみたいに大胆にやってほしいですね。

石毛 : 束が結構カブってるんだよね。ウルトラとマックスって束も色も似てるし?

永木: そこですよね。

伊東: あの、三菱さんの話がなかなか出てきませんが?

平野: 言えよ!俺が言うといろいろ問題があるんだよ(笑)

永木: 名前が長い!これ言われるんすよ!

伊東:それ本当に言われる。

石毛:「三菱嵩高の65Aで46の65㎏を55連をぉ、明日の午後・・・・」

全員 :(笑)間違う、ソレ!!

永木:現場の管理も大変すよ。名前って略しますし。

平野:そうだな。手配する人もな。

永木:ブロードエアー書籍ウスクリームはめっちゃイイ!塗ってますけどね!

石毛:いまいち、知られてないなぁ。

永木:柔らかいし。束がちょっと足りないんですよね。でも、めくりは良い!

伊東:この間、ショールームに年史用紙を探しに来た方がいて、最後はHGイエローとブロードエアーのサンプルを持っていかれました。

平野:やっぱ、三菱さんは独特なんだよ。

永木:真面目というか・・正直な感じがしますね。

石毛:学術書とか専門書の出版社さんはイエロー選ぶよね。

平野:そう!めちゃくちゃ紙にこだわる出版社の人は・・・イエロー書籍選ぶのよ!これホント!

伊東:そこ何かあるんでしょうね。

永木:そうですね。ひとつ言わせてもらえれば155μが三菱さんには無いのが残念!

石毛:それね。実は結構提案の時感じる。

伊東:琥珀とかシフォンはどうですか?

永木:印刷現場の評判は良いですよ。刷りやすい様です。

平野:確かに、琥珀やシフォンでトラブルは聞かないなぁ。

永木:大竹品は良いです。

石毛:工場ですな。

伊東:工場は、番付表をご覧ください!!

平野:そこか!(笑)

伊東:あの、束見本や校正紙で20枚以上は頑なに出さないのが解らん。

永木:ホント思います。大体2~3冊作りますし。簡単に1包で入れたがる!

平野:何が起きてるか見えてないんだろうな。

石毛:本になる過程を知ろうとしない。トン数だけ追ってちゃダメだろ。

伊東:紙を選ぶ人にデザイナーさんもいますが、そのあたりは?

平野:俺ならね、余った紙をぜーんぶ持ってきて種類も紙厚もバラバラで本造るね!究極のエコ!

石毛:それ大変だね。現場は。

平野:紙の本はさぁ、モノだからもっと色々やっちゃって良いんだよ!

永木:デザイナーさんに情報が届いてないかもしれませんね。あんまり。

石毛:たしかに。最近は短納期で単価も厳しいし。どこで印刷するのか、在庫がどこにあるのかとか・・。

伊東:ファンシーも輸入紙は気を付けないと。

平野:全て、バランス!総合プロデュース!俺たちがなれれば最高!

永木:紙を選ぶだけじゃないですから、デザイナーさんは。大変ですよ!

伊東:そうだね。俺たちの生の声を届けていきたいですね。

平野:お?締めか??

永木:やっぱり、現場ですよ。オペレーターさん!

石毛:そう!紙をつくる現場の人も!

平野:製紙会社の造る現場の人と、それを刷る印刷会社の現場の人か!

永木:色んなトラブルを面倒見てもらってるんですよね。

石毛:俺たちは、灰になるまで、売りあるきますか。

伊東:ではでは、ありがとうございました。次回は、特殊紙!ファンシーペーパー編です!

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