紙んぐあうとvol12


10月25日・26日の2日間の日程で、富士山紙フェアが富士市産業交流展示場(ふじさんめっせ)で開催された。今回が第2回目の開催。

「"紙"尽くしの2日間。紙のまち富士市を体感してください」を謳い文句に同展示会は「富士山紙フェア実行委員会」が主催、静岡県が後援する紙のイベント。実行委員会は富士市、富士市商工会議所、静岡県紙業協会、富士山観光交流ビューローで構成される。

会場を訪れたのは、開催初日の土曜日のお昼過ぎ。会場の「ふじさんめっせ」の駐車場はほぼ満車という賑わいぶり。会場正面の飲食コーナーとペーパーランド(運動場)は子供連れの家族で一杯。相変わらずの盛況ぶりだ。今回も入場時には特に手続き等は必要ない。ただ、入り口で配布されているアンケートを記入、出口で提出するとポケットティッシュのつかみ取りに参加できる。

家族連れは体験型ブースに集まる傾向は前回同様。その中で異彩を放っていたのは「静岡県紙パルプ技術協会」のブース。派手な展示ではないのだが...なんと、同協会で刊行している紙パルプの技術情報誌「紙パルプの技術」の既刊本がどれも無料で配布されていた。専門家向けの技術本なので当然難易度は高いのだが、震災後の紙パルプ業界について、現在の抄紙の省エネ技術について等これが無料でいいのか、という内容の刊行物が並ぶ。かなりの紙好き限定だが、要注目のブース。

製紙メーカーの関係でとても元気があったのは富士共和製紙のブース。今回のイチオシは「ノートづくり」。有料コーナーだが同社の製品から表紙、扉、本文を選択してリングの色を選んでノートをセミオーダーで作るという趣向。表紙向けには同社の『ディープマット』やそれに木綿エンボスを施した製品化されていないものなど選択肢の幅が広かった。A5で400円、A6で200円。

特種東海製紙は、「紙わざ大賞」の歴代作品を展示。会場内の展示物には触れられないが、写真撮影は自由。入り口脇の展示だが、多くの来場者が足を運んでいた。

他にもクラフト系の紙バンドのワークショップや家庭紙の即売に人気が集まっていた。入り口すぐ左にあった「紙の歴史展示」は実はかなりの力作。抄紙機の模型は特種東海製紙のPAM三島から借りてきたものとのこと。子供向けとされていた「紙のおはなし」の内容は実はとても高度で、紙の入門というレベルではないしっかりとしたものだった。次回の開催は現時点では発表されていない。