紙んぐあうとvol17


2月4日~6日の3日間、池袋サンシャインシティ文化センターにてPAGE2015が開催された。28回目の開催となる印刷・メディアビジネスの展示会で、140社が出展した。3日間の来場者合計は67,990人と、昨年比で104.2%とのこと。次回開催は2016年2月の予定。

会場に足を運んだのは最終日の午後。受付こそスムーズだったものの、狭い会場内通路には多数の来場者があふれ、巡回するだけでも一苦労だった。公式サイトによると、来場者は初日が約17,000人、2日目が約23,000人、最終日が約27,000人と徐々に増えている。ゆっくり見るなら初日がおすすめのようだ。

今回、目に付いたのは「POD」と「COD」という単語。「POD」は従来から言われている「プリントオンデマンド」で、「COD」は「カットオンデマンド」だ。オンデマンド出力用紙の印刷トンボを読み取って輪郭カットを行うシステムなどが紹介されており、プロッターカッターやレーザーカッター自体に目新しさはないものの、小ロットのカット加工などニーズはありそう。

また、今回から紙関係の単独出展が始まった。少し意外な気もするが、従来は他の出展企業に協賛・協力として参加していたため、製紙メーカーや紙流通が単独でのブース展開をしていてなかったとのこと。今回は三菱製紙、竹尾、シオザワ、長井紙業などが出展。シオザワのブースでは製紙メーカー数社が共同出展していた。

紙関係で大盛況だったのは竹尾のブース。レーザープリンターとインクジェットプリンターで出力したファンシーペーパーが展示されており、レーザー出力版は持ち帰り可能だったため、気に入った見本を手に入れようとする来場者で大混雑していた。ただ「同版で出力機違い比較」や「白トナーとグロストナーが特に効果的に出る用紙探し」など、本来伝えたかったと思われる点の説明が不足していたのは惜しいところ。

和紙の展示も今回の見どころの1つ。活版印刷のポチ袋や、中身の見えない和紙フォルダーなどが来場者の興味を惹く中で、「和紙・洋紙の印刷比較」という資料に着目。オフセットの枚葉機を使用し、同版を油性インキで印刷。和紙と洋紙の仕上がり比較を行っている。目安にしかならないが、各用紙のインキ使用量の記述があるのも親切だ。使用した印刷機とインキのデータが未記載なのは残念。

長井紙業の印刷比較に収録されている銘柄は、さつき(和紙)64g/㎡、MBSテック白#60、黎明(和紙)75.6g/㎡、上質紙64g/㎡、A2コート79.1g/㎡。京橋紙業本社のペーパーショールームにて展示中。