大和板紙株式会社&柏原紙商事株式会社

大和板紙株式会社&柏原紙商事株式会社









小川:久々の「K's to Face」は、現在京橋紙業ペーパーショールームにて「ゆるチップ展」で多大なるご協力を頂いている、大和板紙さんの東京営業所にお邪魔しています。また、展示会では会社名が出ていませんが、今回の展示会に尽力していただいた柏原紙商事さんも同席頂きました。

小川:本日はお時間ありがとうございます。感染症拡大の時期はこのようなインタビューも出来ず、数年ぶりとなります。まずは・・・本コーナー恒例の本日お話を伺う皆様の写真撮影からです。

網野:このままでいいですか?

小川:はい、順番に取らせていただきますね。
(しばし、撮影。久々のため撮る方も緊張です)

小川:それでは始めさせていただきます。本日は2つのテーマについてお伺いします。まずは弊社で開催中の展示会、「ゆるチップ展」についてです。まず、そもそもの話になりますが・・・この展示会の話を持ち掛けられて、率直にどうお感じになったかお教えいただけますか。この展示会に社名は出ていませんが、大和板紙さんとの懸け橋として欠かせない、柏原紙商事の大川さんからお願いします。

大川:率直にありがたいお話だと感じました。大和(板紙)さんとしても「機会」が増えますし。遠慮なく大和さんにお話を振らせていただきました。

小川:なるほど。メーカーさんとしてはいかがでしたか? 卸商から今回のような申し入れはあまりない、と耳に挟みましたが。

網野:自分は昨年4月(2022年4月)に東京営業所に来まして。すぐに京橋さんのショールームに伺っているんです。その時に「うちもここに並べさせてもらえたら」と思っていました。

小川:なんと! それは光栄です。

網野:他のメーカーさんのものがきれいに並べられていたのを見て、うちのも...と。

小川:とてもうれしいお言葉です。社内の反応はいかがでした?

林:特に否定的な意見は全くなしでしたね。とりあえずやってみようよ、という社風があるので。当社にもショールームがありますし、展示の際の参考にもなると。

小川:ありがたいお話です。次に、この展示会のテーマ「ゆるチップ」についてです。展示内容はお任せしていたのですが、こちら、すぐに決まりましたか?

網野:ほぼ即決でしたね。

小川:おぉ-。即決ですか。他に候補はありましたか。

網野:敢えて言えば『CLOUD GRAY』です。新製品ですしね。

小川:確かに。それと、展示の「見せ方」がとても洗練されていると感じました。本当に参考になります。

網野:先ほど話題にもなりましたが弊社のショールームでも展示をしているため、展示会は大変という印象はなく、何とかいい感じに仕上げられるのではと思っていましたね。

林:弊社のショールームでもクリスマス展示などしていますし。他にはTABF(東京アートブックフェア)やコミティアにも出展したこともあります。

大川:何回かお手伝いで展示に参加したことがあります。

小川:そうだったんですか。

大川:今回「ゆるチップ」の展示をやっているので、何かこの紙が誕生したころのものがないかと調べてきました。(資料を出しながら)2015年に祖父江さんが「更紙のような板紙が欲しい」と言われて、この展示会向けに「もも」を作ったのがスタートでした。

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小川:おおお! これ、実物ですか?

大川:はい。当時のものです。

網野:大阪なども巡回したようです。この「もも」は祖父江さんの立ち合いで「もも」色の表部分は一発OKが出まして。意外にも裏面のグレー部分の「チリ」の入り具合でなかなかOKが出ず、苦労しました。

小川:開発裏話、大好物です。

網野:そうそう。当初は『ゆるチップ』ではなく『うさチップ』という名称でした。

小川:うさ・・・?! 何か、かわいい名称が出てきましたね。「うさ」は平仮名で?

網野:はい。「うさ」が平仮名。で、カタカナで「チップ」です

小川:それがどうなって『ゆるチップ』に?

網野:立ち合いにいらしていた祖父江さんが新大阪を出る時点では『うさチップ』、東京駅についたところで『ゆるチップ』にしようと。

小川:そうだったんですね。

網野:そうそう、新色も決まりましたよ

小川:『ゆるチップ』の8色目ですね!

網野:8色目は「わら」です

小川:「わら」ですか。やや赤みを帯びた淡い色合い。素敵ですね
(インタビュー時はまだ守秘中。画像はなしです)

網野:予定では11月21日に生産、となると...年明けにリリース見込みです

小川:それでは年が明けたら、京橋紙業のショールームでもお披露目しますね。発売日は後日ということで。
(年明け1月5日から、京橋紙業ショールームの「ゆるチップ」棚に新色として実物展示開始します。もちろん、持ち帰り可能です)

・・・この後、展示会後半戦の内容打合せが続きました。

小川:本日はどうもありがとうございました

網野:ありがとうございました。

林:ありがとうございました。

大川:ありがとうございました。




後半の展示は「ディープカラー展」。
会期は2024年1月31日(水)までの予定です。