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社員ブログ: 消化器

朝方、まだ暗い時間、目が覚め・・・。
トイレに行く途中、窓が開いている事に気付いた。


人が入れる程に開く窓では無いが・・・。
寒波襲来時に開けて寝るとは、寒いし不用心過ぎる!
そう思い、手を伸ばした時であった。
カーテンの前に置いてあったファブリーズが、床へ落下した。


「ゴトリ...ブシュッ!」


変な音が響いた瞬間、床下がモヤに包まれた。
「シューシュー」と音を立て、辺りがどんどん白く(?)なっていく。


「え?何事?」
寝惚けていた頭と目が見開き、周囲を見回した。
突然の出来事に理解するのは困難で、数秒掛かったが・・・。


どうやら下に落ちたファブリーズが、消火器に当たり。
壊れていた消火器から、中身が噴射したようであった。


「た い へ ん だ !」


煙と粉が充満している中、急いで親を起こしに走った。
「なんだコレは!!」
「うわー!どうしたの?」
両親からも悲鳴が上がり、驚かれた。


寒波の中、急いで窓を全開し、ドアも開け放ち・・・。
朝といっても暗い中、大掃除が始まった。


消火器は、段々と勢いを失って止まったが。
煙と異臭が充満し、三人共くしゃみと咳が止まらなかった。


廊下が一面、ピンクの粉に染まっており。
ティッシュでは足りず、雑巾で拭き取り。
掃除機で吸い込み、粉のせいで不具合が生じ、吸い込まず・・・。
周囲にある物にまで粉が飛び散り、一つ一つ拭き・・・。
寒さに震えながら、粉と闘っていた。


気付けば、夜が明け・・・。
この頃には、どうにか通常の廊下に戻り。
約二時間の苦労が報われた。


今回の原因は、窓なのか?物を置いたせいか?
落としたせいか?消火器が壊れていたせいか?
"不運が重なったせい"だとしか思えないが...。


不幸中の幸い、家族が揃っている時で良かった。



    M.~n



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