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2012年11月16日-17日
三菱製紙株式会社様八戸工場を視察して参りました。
社内教育の一環で営業3名、内勤2名が三菱製紙様八戸工場を視察いたしました。
八戸工場は三菱製紙のメイン工場で青森県八戸市の沿岸にある年産90万tの総合抄紙工場です。
昭和42年操業
1,625,600㎡(約49.2万坪)
従業員500名(社員)/2000名(関連会社含む)
生産規模90万t/年
2010年3月11日の東日本大震災による津波被害を受け、一時は操業停止状態であったにも関わらず、昨年11月には操業再開。
人的被害もほぼ無く、現在は被災前の水準まで復興しているとのこと。
特徴は沿岸立地。チップヤードからボイラー、抄紙機、コーター等後加工施設、倉庫デリバリー施設まで一列に並ぶ非常に効率の良い配列の工場です。
今回は当社のお客様同行ではなく、社内教育の一環と言うことで中身の濃い専門的な説明、見学コースでした。
工程管理室では用紙の検査機材(強度、白色度、紙厚など)を見せていただきました。
新商品開発のテストや、クレーム品の検証などを行っているところです。
埋立地の岸壁には大きな船が停泊しています。
この日はちょうどチップ船が停泊しており、次から次へとチップが下されていました。
シンボルタワーよろしくそびえ立つ「連続蒸解釜」からは工場全体が見渡せます。
※高所恐怖症の人にはお勧めしませんが・・・。
抄紙機は珍しい円網・長網の2種類の網を持つ1号抄紙機をはじめ、長網、オントップ等全7台を見せていただき、コーターも効率よく配置されていました。
【写真】は円網の接写写真。
【写真】は原反ロール。
転がってきたらどうしよう・・・。
通常の1.5倍~2倍の密度のプログラムでご案内いただき、我々もより深く理解することが出来ました。
工場長はじめ該当部署にてご説明いただいた皆様には深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
記念写真をパチリ
最後に忘れてはいけない「被災の記憶」
三菱製紙八戸工場では津波の記憶を残して、後世に伝えます。
三菱製紙株式会社様ホームページ↓↓↓
http://www.mpm.co.jp/company/index.html
~お・ま・け~
夜は八戸市街へと繰り出し、魚介類を堪能し、青森八戸の魅力をさらに感じました。
個人的にはつぼ鯛という関東では聞きなじみのない魚がとても美味しかったです。イカもおいしい。
翌日、十和田湖、奥入瀬を少し観光し、
【写真】右の人で台無しですが、きれいな滝がいくつもありました。マイナスイオンを体全体で吸収しました。
八戸駅近く「八食センター」へ。
【写真】市場のようなショッピングセンターで、ここでは「場所代」を払えば、いろんな食材を買ってその場で焼いて食べることが出来ます。
お昼を食べた後は、若干のお土産を買って、名残惜しい気持ちを抑えつつ八戸を後にしました。
我々紙販売会社はメーカーからの説明を受け、資料を読んで特性を理解し、最適な銘柄、ルートなどをお客様に提案し、さらにお客様からの反応、実績、要望をメーカーへフィードバックすることで、よりよい環境を作り上げることが責務であります。
しかしながら、工場へ赴き、紙を作っている方々の熱い思いや苦労を知ることで、より深い営業ができると感じました。
使い手の要望をしっかり受け止め、作り手の思いをしっかりと汲む。
京橋紙業は紙のプロを目指してこれからもがんばります!