上野の森美術館で開催された「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」に行ってきました。
休日とあって入場するのに90分待ち、館内に入っても大変混雑をしていました。
なかなか前に進まない状態でした。
今回の開催は、世界屈指の日本美術コレクションで知られているボストン美術館
5万点の浮世絵コレクションの多くは近年まで公開されることがなかったため、保存状態は良好です。
そのコレクションの中でも選りすぐりの140点が出品されています。
展覧会は、「第1章 稀品と優品でたどる浮世絵版画70年」、
「第2章 華麗な摺物と稀覯本」
「第3章 肉筆画と版下絵 父娘の作品」の3部で構成されています。
特に「第1章 稀品と優品でたどる浮世絵版画70年」に重きを置いています。
富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「駿州江尻」
諸国瀧廻り「木曽路ノ奥阿弥陀ケ瀧」「和州吉野義経経馬洗瀧」
百物語「お岩さん」や花鳥画版など・・・
今回の展覧会では、作品数の多さに圧倒されました。
どれも色彩が豊かで、北斎が70歳過ぎての作品とは思えないほどの感性の豊かさと創造力とともに斬新な作品ばかりでした。
あらためて思うのは、江戸に花開いた庶民文化の豊かさ、力強さを感じました。
Y.S