もうすぐゴールデンウィークです。
旅行へお出かけの方、家でゆっくりされる方、様々でしょうが、
どうぞ皆様ご自愛の上、お楽しみ下さい。
さて、五月の節句といえば柏餅です。花より兜より鯉のぼりより団子です。
大きな柏の葉にくるまれて、なかなか良い香りで美味しいです。
けれど、実は西日本出身の私は、この柏の葉にくるまれたものを上京して初めて見ました。
郷里では、柏の葉の代わりにボテの葉(丸い葉)を使っていたからです。
なので、子供のころ、どうしてそれを"カシワ餅"というのか、まったく分からなくて...。
大阪出身の友人も、鶏肉(西日本では鶏肉のことを"カシワ"といいます)のお餅だと思ってた、と言ってましたから、わりと広い範囲で実際には柏の葉を使わない柏餅があるものと思われます。
そもそも、西には柏の樹が殆ど無いのですから。
本来は旧暦に合わせてこういった行事食は食べられたものですので、今の暦よりひと月ほど後に、子供のころはボテの葉とチマキ用のクマ笹を採りに山へ行ったものです。
柏の葉もGWの頃ではまだ若すぎるでしょうね。
今ではなかなか難しいのでしょうが、旬を味わうのなら本来は旧暦に合わせた方が良いのでしょう。
そうして、またボテの葉を採りに行きたくなるお年頃のワタシです。
むの字