東京国立博物館で開催された 特別展「鳥獣戯画-高山寺の至宝」へ
行ってきました。( 4月28日~6月7日)
展覧会は、前期後期と入れ替え展示ため、期間中は大盛況でした。
開催期間がゴールデンウィークと重なり、入場するのに90分待ち
会場に入ってからも120分~160分待ちで大混雑でした。
展示は、3章で構成されていました。
第1章「高山寺伝来の至宝」
第2章「高山寺中興の祖 明恵上人」
第3章「国宝 鳥獣戯画」
平成21年から4年間かけて解体修理が実施され、
本格的な修理は明治以降100年ぶりに行われました。
今回の見どころは、「国宝 鳥獣戯画」です。
その名は知らずとも、だれもが一度は目にしたことがある
日本で最も有名な絵巻です。
墨跡のみで動物や人物を躍動的に描いた作品です。
甲・乙・丙・丁の4巻からなり、異なる時代・人物によって描かれ
内容もだいぶ異なります。
絵を描いた人物も、図像や仏面を描く絵仏師によるもの説 宮廷絵師説など
具体的には明らかになっておりません。
詞書がなく何を目的として描かれたのか?
どこから高山寺へと伝えられたのか?
わかっていない謎の多い絵巻です。
だから魅了されるのかもしれません。
この2~3年日本文化の展覧会へ行っていますが、毎回感動と圧倒される作品ばかりで
改めて日本文化の奥深さを感じました。
この夏も色々な展覧会が開催されているので行きたいと思っています。
Y・S