ここ数年、GWにはちょっと足を延ばして"秘湯巡り"をしています。
この時期はまだ虫が少ないので、人里離れた秘湯を訪れるには一年間で一番良い季節。
今年は、山形県南部に位置する米沢八湯のうちでも、特に気になっていた3湯へ行ってきました。
3軒がともに「日本秘湯を守る会」の会員宿。
←(この提灯が目印)
1湯目 -広河原温泉 間欠泉
湯の華-
間欠泉なるものは日本各地にありますが、こちらの温泉は源泉が35℃と非常にぬるいので、
直接浴ることのできる日本で唯一の間欠泉となっています。
この日はみぞれ混じりの雨が降る中、30分ほど待ってようやく噴出しました。
2湯目 -滑川温泉 福島屋-
今回宿泊した宿。 その半分は自炊の湯治場になっています。
建物自体にも年期が入っていて趣きがありましたが、なんと言っても湯治に来る人がいるほど良い泉質に大満足でした。
3湯目 -姥湯温泉 桝形屋- 前日の悪天候とは打って変わっての晴天!
むき出しの岩肌に囲まれ、ダイナミックなスケールの温泉です。
今まで数々の露天風呂に入ってきましたが、ワイルド感では群を抜いてます!
今回訪れた場所は、あまりの豪雪地帯のため「冬季閉鎖」されています。
3湯とも、私が訪れた前日、前々日に今季オープンしたばかりでした。
何時間も歩かなければ辿り着かないような超ディープな秘湯ではありませんが、
道幅が狭く対向車とすれ違い不可な道や、未舗装の道が長く続くなど、
もしもカーナビがなければかなり不安になるようなところです。
山形の温泉は今回が初めてでしたが、泉質も景観も、日々の喧騒を忘れさせてくれるくらい素晴らしく、
心底「行って良かった」と思えた素敵な場所でした。
まる