東京国立博物館で開催された「
仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝- 」へ行ってきました。
桜の名所で知られる仁和寺は、光孝天皇の発願により造営がはじまり、仁和4年(888)宇多天皇により創建されました。
歴代天皇の厚い帰依を受けたことから、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わりました。
展覧会は5章構成で展示してありました。
第一章
御室仁和寺の歴史
第二章 修法の世界
第三章 御室の宝蔵
第四章 仁和寺の江戸復興と観音堂
第五章 御室派のみほとけ
見どころは、秘仏や本尊を含む約70体の仏像です。
なかでも、国宝「阿弥陀如来坐像」は制作年はっきりしている日本の阿弥陀如来像のなかでは最も古い仏像です。
葛井寺の秘仏 国宝「千手観音菩薩坐像」は現存する最古の千手観音像です。
仁和寺所蔵の国宝「三十帖冊子」は、弘法大師空海ゆかりの品など・・・
驚いたのは、仁和寺観音堂を展示室に再現してあり圧倒されました。
今回の展覧会は、仏像が多く展示されているせいか、
何か問いかけられているような不思議な気持ちになりました。
また、仁和寺にも足を運びたいと思います。
Y.S