社員ブログ：美　術　鑑　賞

2018年11月14日 09:00

東京国立博物館で開催されている、特別展「京都大報恩寺快慶、定慶のみほとけ」展へ行って来ました。

大報恩寺は、「千本釈迦堂」の名で親しまれているお寺です。

本堂は、応仁の乱をはじめとする幾多の戦火を免れ、洛中（京都市内）最古の木造建造物として国宝に指定されています。

また、「おかめ」の発祥の地としても知られています。

見どころは、寺外初公開　秘仏で本尊の釈迦如来坐像と釈迦の10人の弟子（10体揃って）また、重要文化財に指定された唯一の六観音像が一堂に公開されています。

六観音像は、光背と台座まで完存しています。

会期　後半は光背を外され背中も間近に観ることができます。

快慶、定慶ら「慶派」と呼ばれている鎌倉仏師たちの名品がずらりと並んでいます。

こんな間近で見られるのは圧巻です。

表情豊かで、細部にまでこだわり精緻に彫られ日本古来の美が表現されています。

どれもがすばらしく、見ているだけで心が洗われ安らぎを感じられます。

ただ、今回も仏像が多く展示されているせいか

何か問いかけられているような不思議な気持ちになりました。

Ｙ・Ｓ

京橋紙業株式会社