京橋紙業株式会社第9回 2020年までにオレたちができること - 京橋紙業株式会社

2014年9月10日(火) 於：当社会議室

営業部Ｓ男　　社歴8年

業務部Ｉ子　　社歴20年

経理部Ｗ男　　社歴15年

営業部Ｈ男　　社歴23年

全員：どーもー、カンパーイ！

Ｈ男：いやいや、今回9回目になるけれど、とうとう最終回になったね。恒例に従ってみんなの入社経歴教えてよ。

Ｉ子：あたしは20年経ったわ。入社したのは中小企業の合同説明会でこの会社を知ったの。本が好きで出版社もいいなって思ってたけれどこの会社に決めたのよ。就職氷河期に必死になっていたあの時がなつかしいわ。

Ｗ男：オレもっす。ほぼＩさんと同世代だから就職氷河期でした。Ｄ社に入社した時同期は300人いましたよ。当然オレが筆頭社員だった。

Ｓ男：バカ筆頭ね。

Ｗ男：言うね、この薄ら禿。

Ｓ男：ちっ、えー私は入社8年目です。私が30才の時この会社にお世話になりました。Ｓ印刷に3年いて警察官になろうと一念発起し一次面接通ったから会社辞めちゃいました。それで二次面接受けたらまさかの落選。早まっちまいまして浪人の末企画会社へ拾ってもらい、京橋と出会い入ったんです。

Ｉ子：よかったね。あたしも同業のＳ社に断られてこの会社に入ったのよ。

Ｈ男：オレはゼネコンでリゾート開発というバブリーな事していた。バブル絶頂期だったから浮かれていたよ。同期も100人いた。会社のオーナーのジュニアが社長になってからめちゃくちゃな経営し始めて、ばからしくなって辞めた。そしてたまたまの縁でどうでもいいと思っていたこの会社に入ったのよ。

Ｗ男：ずいぶんテキトーっすね。

Ｈ男：そうそう、テキトーだよ。みんなもそうだろ。入るのはどうでもいい、問題は入ってから何をするかだべ。

Ｉ子：いいこと言うわねこのツルッパゲ。

Ｓ男：ところでＨさんＰＣずいぶん使えるようになったじゃん。パワポなんか使ってさー。

Ｗ男：そうそう、会議を劇的に変えた一つのツールだったんすか？

Ｈ男：たまたまだな。

Ｓ男：今までの雛壇的な会議の進行に正直辟易としていた。大体は社長が偉そうにしゃべって、重役が社員に問題を擦り付け、部長が社員を怒鳴りつけるみたいなのが一般的でしょう。

Ｗ男：オレも前の会社ではそんな感じだった。

Ｉ子：私もそう思う。報告の会議なんて必要ないし、そんなことどうでもいいって思っていた。会議の意味がないのよ、ハッハー。

Ｈ男：歴史のある会社ほど会議の時間は長いようだな。当社は1時間以内。それ以上人の話なんか聞きたくないだろ？

Ｗ男：前々社長時代に社長の目の前で大口開けて白目向いてよだれ垂らして寝ていた伝説の社員もいたけれど、つまらない話だから寝ちまうんだよね。おいらもさ。

Ｓ男：それＷサンの事でしょ！（笑）

Ｉ子：やんちゃな人が多かったわね。おおらかな人も多かった。ギスギスもしていたわ。

Ｗ男：なんか色々ですね。要は動物園みたいだったってことですね。（大笑）

Ｈ男：ところで2020年何する？みんな！

Ｓ男：パソコン化を進めようと思っている。今の当社のレベルはひどすぎる。赤ん坊のおチンチンに毛が生えた程度だ。（怒）一部の人はそれなりだが全員がそのレベルにならないといけない。これは自分が責任もって教育していく所存だ。

Ｗ男：じゃあ学校へ入れちゃえばいいじゃん。

Ｓ男：喝―っ！！そんな甘いこと言っている場合じゃなーい！

Ｗ男：ボクはね、福利厚生を充実させたいの。女の子も働きやすい環境づくりをね。でもなんだかんだ言っても「コミュニケーション」が一番大事だと思うのね。どんなにいい環境、機会、場所を作ってもそこにコミュニケーションがなければ意味がないの。当社ももう一歩踏み込んだコミュニケーションを考えるべきだと思うの。うっふん。

Ｉ子：あたしは社員教育とかしっかりやっていきたい。人となり当たり前のことを当たり前のようにできる環境をととのえないといけないおと思ってるけんの。広島じゃ当たり前じゃけん。挨拶できない子は殴られるけんね。なめたらあかあんぜよ。

Ｗ男：こえー。

Ｈ男：それもいいね。オレは名実ともに日本一の卸商にする。すでに去年から宣言しているように着々と進めている。どんな監督だって優勝目指してやるように俺らだって一番になると監督が宣言する必要がある。たとえばオれが「どこかの同業さんには負けるな」とか指示出したらその程度になっちゃうでしょ。そうじゃ困る。「日本一」と宣言するからそういう方向へみんなが向かうのかなって思うじゃん。まあ、六年後には10万ｔ/年販売と年商150億円程度には持っていこうな！

Ｉ子：了解―っ。