京橋紙業 伊東(以下:伊東):ではでは、お久しぶりです。4月ですかね?御会いしたのは。
デザイナー 鈴木(以下:鈴木):そうですね。お久しぶりです。
伊東:最初はHPへ用紙の問い合わせを頂きまして・・・笹塚の喫茶店で会って・・いろいろ話しましたよね。
鈴木:はい。HSホワイトソフトを使う案件があったので、実際に紙やサンプル本を見せて頂きました。
伊東:大体はそこまでで終わってしまうんですが、ロゴデザインをお願いしてしまいました。
鈴木:はい(笑)驚きました。ファッション関係のロゴはやったりしてます。
伊東:今も相当忙しそうですよね。
鈴木:今、ちょうど春夏コレクションの時期で、滅茶苦茶忙しいですけど...(笑)
伊東:「ロゴリンピック」なんて企画に巻き込まれてしまったと(笑)
鈴木:(笑)
伊東:周りの声とかありました?
鈴木:先輩に・・変な紙屋さんがいるんだけど・・・と相談しまして。ロゴデザイン頼まれたと話したら、面白そうだな!という事を言ってました。
伊東:で、受けてしまったと。変な紙屋から(笑)
鈴木:はい(笑)前向きですよ。ロゴリンピックのコンセプトも面白いです。
伊東:ありがとうございます。そこ大事です!
鈴木:タックシールありますね。トートーバッグまで(笑)
伊東:いろいろ展開していきたいんですが・・・予算がありませんので。アイデア勝負です!
鈴木:グラフィックデザイナーだったら、ある程度は紙の事知らないとなので。
伊東:ほぉ。
鈴木:こういう「紙のショールーム」があるのは面白いですね。今度、友達のデザイナーを連れてきたいです。
伊東:是非、お願いします!
鈴木:普段は変わった紙とか使わないんですけど、ファッションブランドのインビテーションやDMなんかは、パっと伝わるものの方が喜ばれたりするんで、紙自体の素材からイメージを膨らませる時もあります。実際にこの紙にこういう加工するとどうなるんだろう......とかそういうことは知りたいですね。
伊東:なるほど。
鈴木:デザインとしては・・見たときに、少し「???」となるような、これは何だろう?と思わせる感じにしたいなぁと思っていたり・・・。
伊東:確かに。今回のロゴデザインも、一瞬「K??本???」と思いました。
鈴木:はい。少しだけ混乱させるというか・・・あんまり説明することじゃないですかね(笑)
伊東:感じるもんだと(笑)
鈴木:そうですね。絵を見るみたいな感じで(笑)。画家だったり写真家との繋がりが多い師匠の下でアシスタントをやっていたので、そのままそういう人たちとの繋がりの中で今に至るというか、独立というか。特別な営業はやってませんし...これからもやらないかなぁ。
伊東:その中での京橋紙業のロゴデザインと(笑)
鈴木:はい。出遭ってしまいました(笑)
伊東:これも、良い縁という事ですね。
鈴木:はい。これからも繋げていけたら良いかなと思います。
伊東:てな感じで、いきなりのインタビューありがとうございました。
鈴木:ありがとうございます。こんな感じで大丈夫ですかね??(笑)
1980年生。アートディレクター/グラフィックデザイナー。国内外で書籍、写真集、CDジャケットやアパレルブランド等 多方面で活躍中。